
こんな疑問にお答えします。
マーケティングとは4P視点が大事
マーケティングという言葉に定義は存在しませんが、スティーブ・ジョブズはマーケティングを「セールスを不要とすること」と言っています。
この言葉から分かるようにマーケティングとは、売り込みをしなくても商品やサービスが売れる仕組みを作るというのがマーケティングにあたります。
では具体的にどのようにマーケティングを行えばいいのか?
マーケティングの基本には4Pという考え方があります。
A企業側4P
・製品(プロダクト)
・価格(プライス)
・流通(プレイス)
・宣伝(プロモーション)
この4つから市場が求めていることやニーズを把握することがマーケティングです。
これら4つのPを企業側と顧客側で考える必要があります。
B顧客側4P・カスタマーバリュー(価値)
・カスタマーコスト(コスト)
・コンビニエンス(利便性)
・コミュニケーション(会話)
顧客側からの4pと企業側からみた4Pをすり合わせていきながら市場に落とし込みをしていくのが具体的な方法となります。
製品(プロダクト)
Aどのような製品が顧客の満足いくものか
Bこんな製品があったら嬉しい
価格(プライス)
Aこの価格で販売したい
Bこのくらいの価格で購入したい
流通(プレイス)
A実店舗で販売する
Bネットで購入したい
宣伝(プロモーション)
AテレビCMで宣伝
B試供品を試してみたい
このように企業側の4Pと顧客側の4Pを出来るだけ近づけるのが基本的なマーケティングとなります。
顧客目線を度外視する方法も必要
しかし、時には顧客目線を度外視したやり方をしなくてはいけない時もあります。
たとえば、10年前にスマホが出始めたころに海外ではスマホの製造をどこの企業も始めたのに対して、日本企業は後れを取りました。その理由は顧客からのアンケートでスマホは使いにくいし、便利性を感じない、ガラケーのほうがいい。といった意見が多かったのです。これを参考にした日本企業はスマホの開発をせずに、ガラケーを作っていました。その結果、世界からスマホの開発ではおくれを取ることになりました。
日本はしっかりとマーケティングを行ったにも関わらず、マーケットのニーズを外していたのです。その原因は顧客の目線だけを頼りにしたことです。
このようにマーケティングには確実な正解がないと共に、時代とともに変化してしまう事から、定義というものが存在しないという事です。